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雑誌「Medical Practice」の座談会

[2019.07.23]

2019/7/22の夜に帝京大学の長瀬教授と東京女子医大学の多賀谷教授(司会は東京大学 小池教授)と「喘息治療の進歩を実臨床に生かすには」のテーマで座談会がありました。喘息の最新の疫学やコントロール状態の把握方法、吸入アドヒアランスや吸入手技、抗体療法を中心とした最新の治療法などディスカッションさせて頂きました。

1. 喘息は自覚症状のみによる管理ではコントロール不十分な場合も多く(肺の老化も進行しやすい)、呼吸機能や呼気NO、アレルゲン確認など種々の検査が必要である。またこれらの検査は喘息の表現型(フェノタイプ)把握に重要であり、適切な治療選択にもつながる。

2. 喘息の中心治療薬の吸入ステロイドは、非常に多くに種類があり、患者さんの背景因子、呼吸機能など種々の要素を考慮した上で選択しないと、効果発現程度や副作用などに影響を与える。

3. 近年、重症喘息に用いられる抗体療法は抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-5受容体抗体、抗IL-4抗体(こちらは上市したばかり)などがあるが、導入前にしっかりを再評価をして、適切な薬剤選択が重要。

など大変有意義な話が出来ました。診療にFeed Backしていきます。

ちなみに、その雑誌は11月ごろ出るようです。

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