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COPD・肺気腫

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は慢性閉塞性肺疾患の英名で、主に喫煙が原因となって発症する慢性呼吸器疾患の一つです。
様々な有毒なガスや微粒子の吸入、特に喫煙が原因となり、肺胞の破壊や気道炎症がおき、肺が壊れてしまう病気です。肺の肺胞という部分が壊れるため、酸素を取り入れる能力が低下します。平成27年1年間のCOPDによる死亡数は1万5756人で、死因別死亡数では全疾患の中で10番目に多く、死亡総数に占める割合は1.2パーセントです。

COPDの症状について

COPDの初期は無症状で、自覚の症状が乏しいことがあります。病気が進行すると、息切れや、咳・たんの増加などの症状が出てきます。初めは階段や坂道の登りなど負荷がかかった時に症状が現れますが、次第に会話などの日常動作の際にも症状が出現するようになります。比較的、高齢者に多い疾患のため、「年齢のせい」などと勘違いしてしまうことが多く認めます。喫煙されている方が、同年代に人に比べて息切れが強い様であれば要注意です。まずは検査されることをお勧めします。

COPDの検査について

長期にわたる喫煙歴がある方で、労作時(体に負荷がかかった時)の呼吸困難(例えば階段の上り下り、布団の上げ下げなど)や慢性の咳や痰がある場合はCOPDが疑われます。確定診断には呼吸機能検査が必要です。1秒間に吐き出せる空気の量を「1秒量」、最大努力で吐き出した時の肺活量を「努力性肺活量」といいます。この1秒量÷努力性肺活量=1秒率といい、この値が気管支拡張薬を吸った後でも70%未満の場合、COPDの診断rとなります(気道が狭くなる他の病気の除外は必要)。

COPDの治療について

COPDに対する治療の目標は、症状および生活の質の改善、運動能と身体活動性の向上および維持、増悪の予防、疾患の進行抑制、全身併存症および肺合併症の予防と治療、生命予後の改善にあります。その際、最も重要なのが禁煙です。現時点で、喫煙されている方には、まず禁煙からはじめていただきます。症状・病状の段階によって、長時間作用型抗コリン吸入薬や長時間作用型ベータ刺激吸入薬などの薬物投与による治療を行います。また、当院においては薬物療法とほぼ同等の効果が期待できる、呼吸リハビリテーション(運動療法、呼吸筋のストレッチや呼吸トレーニング)による治療も行い、呼吸状態の改善を図ります。重症化すると、通常の呼吸が困難にになり、酸素の吸入が必要になる場合があります。

自覚症状が無くても、特に喫煙されている方は、COPDである可能性があります。「歳のせい」と自己判断せずに、出来るだけ早い段階で当院にご相談ください。

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