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禁煙外来

生活習慣病の大きな原因の一つの喫煙は、「ニコチン依存症」という病気です。喫煙により、肺がんや咽頭がん、ぼうこう癌など種々の癌になりやすくなり、COPD(肺気腫)などでは酸素吸入療法が必要になることがあります。「ニコチン依存症」は薬を使うことにより、禁煙達成率の向上します。自分の力では、なかなか禁煙できない方は是非ご相談ください。当院では、薬による禁煙をサポートします。

ニコチン依存症とは

タバコに含まれるニコチンには依存性があり、精神的、肉体的に依存を生じます。この原因は、ニコチンにより脳の中からドパミンという一種の快楽物質が分泌されるために、本来は有害な物質を摂取しているのも関わらず、脳が騙されて、ニコチン(タバコ)が美味しく感じてしまうのです。ニコチンの吸収は大変速い一方、体内から消失するのも速いため,タバコを吸う方では喫煙後30分程度で「ニコチン切れ」の症状が出現します。この「ニコチン切れ」の症状を回避するために、またタバコを吸う これがニコチン依存症といいます。

保険適用の禁煙治療について

保険適用で禁煙治療を受けるには、次の要件を全て満たす必要があります。

1. 下記のスクリーニングテストで「はい1点」が5個(5点)以上の方

2. 35歳以上の方は喫煙指数(1日喫煙本数 x 喫煙年数)が200以上の方(但し、35歳未満の場合は本条件は不問)

3. 直ちに喫煙することを希望している方

 

料金は、3ヶ月で、12,000円~17,000円程度です。

下記の質問票は ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」です。合計5点以上で依存症とされています。

問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。

はい1点 

いいえ0点

問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。

はい1点 

いいえ0点

問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。

はい1点 

いいえ0点

問4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。

(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

はい1点 

いいえ0点 

問5.問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

問8.タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

はい1点 

いいえ0点 

注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態
禁煙治療のための標準手順書第5版より引用

禁煙治療の流れ

禁煙外来1.
喫煙状況やニコチン依存度、禁煙の関心度などをチェックし、呼気中一酸化炭素濃度などを検査します。その後、病状に合わせて治療方法を説明いたします。

2.
詳細に診断を行った上で禁煙開始日などを決定し、禁煙補助薬(飲み藥、貼り薬など)を処方します。


3.
定期的(およそ2週間~4週間おき)に来院いただき、禁断症状の確認や対処法などをカウンセリングしながら、治療を進めていきます。

Pfizer社の「すぐ禁煙.jp」で詳しい情報が閲覧できます。

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