メニュー

食物アレルギー

食物アレルギーの病態

食物アレルギーとは、「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益症状が惹起される現象」と定義されています。

乳児期に最も高く認められ、年齢とともに徐々に減少します。本邦の成人におけるでの主たる原因は小麦、魚類、甲殻類、果物です。体内のIgEと言われる抗体が原因としているIgE依存性反応と、IgEが関与しない非IgE依存性反応に分類されます。一方、症状の出るまでの時間経過で即時型反応と非即時型反応と分類されています。多くはIgEを介する即時型で、体の中にいるマスト細胞という細胞とアレルゲン(アレルギーの元)がIgEを介して反応し、マスト細胞内にあるアレルギー物質が急激、大量に体内に放出される事により症状が出現します。

食物アレルギーの出現症状

皮膚、呼吸器(肺や気道)、消化器(食道、胃、腸)、粘膜、循環器(心臓)、神経などのさまざまな症状が出現します。もっとも多い症状は皮膚症状でショック症状がおよそ10%に認められます。重度のアレルギー反応の「アナフィラキシー」では、複数臓器に全身性にアレルギー症状が生じ、命の危機が生じる反応(血圧低下や意識障害、場合により死亡もあり得ます)が出る場合もありますので、十分な注意が必要です。

IgEが関与する即時型の反応は、食べた直後から1時間後(遅くとも4時間以内)に症状が出現します。一方、食べた翌日以降に出現する場合は遅延型反応の可能性が考えられます。 また、仮性アレルゲンといって、体と反応するアレルギー反応が原因ではないのですが、食べ物自体にアレルギー物質が含まれている食物があり、これによってアレルギー症状を呈する場合があります。

食物アレルギーの検査

血液検査で疑わしい食物のIgE抗体を測定するとともに、原因となった食べ物を食べた時に症状が出現すれば、原因アレルゲンと判断します。実際に原因食物を食べて症状が出るかの検査(食物負荷試験)を行うこともありますが、入院による検査であり、成人では原因食物(疑わしい食物)の除去が一般的です。

食物アレルギーの治療

食物アレルギーの基本は原因食物の回避です(成人)。薬物治療としては症状を抑える薬剤を服用する場合もあります。また、急激な症状(アナフィラキシー)に備えて、アドレナリン注射液自己注射キット製剤のエピペン®︎を携帯を考慮する必要があります。

使わなくて済むなら、それが一番いいのですが、いざという時のための備えですね。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME