2020年前半はコロナ騒動の為、大変バタバタしていました。感染対策や新型コロナ感染に関する情報収集に多くの時間を費やしており、Blogの更新が出来ませんでした。

外来は電話での再診の方が散見されるようになりました。厚生労働省が時限的な対応として認めています。4月に始まり3ヶ月毎の見直しとのことです。7月に変更がなかったのでが、次回10月には変更があるかもしれません。電話再診は聴診や顔色、雰囲気などがわからないので、病状を把握が難しい面があります。そういった点では対面診療の方が望ましいのですが、新型コロナの感染リスクを考えると電話再診（オンライン診療）の方が望ましく、ちょっと難しい問題です。自動聴診器なんかがあればいいですね（笑）。

また、頼まれていた講演会やシンポジウムは大半がWebを介しての開催で、画面の向こう側の観衆を想像しながらの発表となり、新しい体験でした（TV出演とは同じようですが、感覚的には違う感じですね）。一方、専門誌や雑誌の依頼原稿が多くなり、筆が遅い私としては大変苦しんだ上半期でした。

コロナウイルスは昔から気道感染症の原因ウイルスとして、ひろく認められていたウイルスです。そのウイルスが変性して、新型コロナウイルスとなりました。現時点でもなかなか収束の兆しがなく、withコロナなんて言葉も出てきています。終息を心から願っています。

重要な点は正しく怖がることだと思います。マスメディア、SNS、HPなど色々な情報が飛び交っています。正しい情報もあれば、不安を煽るだけの誤った情報もあります。一つの情報だけで判断するのではなく、公的機関や複数の医療機関からの情報を中心に判断していただければと思います。

当院としては、外来患者さんの感染防止に心がけ、かつ今まで持っている疾患の増悪を防ぐ手段を探りつつ診療継続していきます。よろしく願います。